マンションの外壁は、経年とともに汚れや損傷が進行し、その影響を受ける建物に限らず、経年劣化は避けられない現象です。
外壁は外部環境に最も晒されており、気象条件、日光、風雨から受ける影響は大きいため、その損傷を防ぐことは難しいです。
外壁塗装を怠ると、マンションの外観が劣化し、入居者が減少し、さらには外壁の崩壊によって住民や近隣住民に危険が及ぶ可能性さえあります。
そのため、マンションの外壁塗装は極めて重要と言えます。
この記事では、外壁塗装の目的やタイミングについてわかりやすく解説します。
<目次>
■マンション外壁塗装の目的
■マンション外壁塗装のタイミング
■外壁塗装の必要性を示す劣化兆候
■まとめ
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■マンション外壁塗装の目的
外壁塗装の主要な目的は、建物の外観を美しく保つことです。住民はもちろん、入居を検討している人々にとって、マンションの外観は印象を左右する要因です。美しい外観は空室率にも影響を与えるため、非常に重要です。
しかし、外壁塗装の重要性は美観だけではありません。外壁素材(コンクリート、セメント、木材など)は、自然の影響を受けやすく、耐久性に乏しいことがあります。
そのため、外壁の素材を守るためにも外壁塗装は不可欠です。塗料によって、紫外線や風雨から外壁素材を守り、建物の寿命を延ばす役割を果たします。ただし、塗料も経年劣化し、定期的な塗り替えが必要です。
■マンション外壁塗装のタイミング
一般的に、大規模修繕工事の一環として外壁塗装が行われます。国土交通省の調査によれば、大規模修繕工事において外壁塗装工事は88.0%で最も一般的です。ただし、外壁は経年劣化が進行しやすいため、12年間の修繕サイクルよりも早く外壁塗装が必要な場合もあります。
具体的な外壁塗料の耐用年数には差があります。例えば、アクリル系塗料は3〜8年、ウレタン系塗料は5〜10年、シリコン系塗料は7〜15年、フッ素系塗料は15〜20年、無機塗料は10〜25年の耐用年数があります。したがって、塗料の劣化状況によっても外壁塗装の必要性が変わることがあります。
■外壁塗装の必要性を示す劣化兆候
下記の表は外壁塗装が必要なタイミングを判断するための主な劣化兆候をまとめています。これらの兆候が見られる場合、外壁塗装の必要性が高まっていることを示しています。建物の外観や構造に問題がある場合、専門家や管理会社に相談することが必要になるでしょう。
①塗料のはく離やひび割れ
②外壁表面の変色や劣化
③ひび割れや崩壊が見られる部位
④木材部分の腐食や劣化
⑤外壁に水漏れや湿気が見られる
⑥外壁にカビや藻の発生
これらの兆候が現れた場合、早めの外壁塗装を検討し、建物の保護と美観の維持を確保しましょう。外壁塗装は、マンションの価値を高め、住民と近隣住民の安全を保つ重要なメンテナンスです。
劣化の兆候 |
具体的な症状 |
チョーキング(白亜化)現象 |
外壁が風雪や日光によって損傷し、塗料が分解してしまい、外壁表面に白い粉状のチョークのような粒子が付着する。外壁を触ると粉が手に付く。 |
塗料の剥がれ |
塗料が一部外壁から剥がれており、外壁の表面に裸の部分が露出している。雨や水分が入り込み、塗膜が剥がれやすい。 |
クラック(ひび) |
外壁にひび割れが見られ、これは気温の変化などにより塗料が膨張と収縮を繰り返すことによって生じる。ひびから水分が入り、塗料の剥がれにつながる可能性がある。 |
鉄筋の腐食と露筋 |
露筋は、外壁から鉄筋の一部が露出している状態を指す。これはコンクリート内部の鉄筋が腐食し、鉄筋が変形してコンクリートが剥落した結果による。 |
シーリングの損傷 |
シーリングは外壁の隙間を埋める役割を果たすが、ゴム状のシーリングは風雪、紫外線などによって劣化し、ひび割れや崩壊が生じやすい。 |
■まとめ
この記事では、マンションの外壁塗装工事について詳しく説明しました。
外壁塗装はマンション内部を守るために極めて重要であり、この機会にその重要性を深く理解して、自身の建物に適切に適用することをお勧めします。
建物の外観の美観を保つだけでなく、住民の安全と建物の寿命を延ばす役割を果たす外壁塗装は、適切なメンテナンスと定期的な点検が必要です。
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